見えない力に気づき、磨き、活用する
はじめに
2020年は新しい時代に向けた大きな転換点
日本は2008年をピークに人口減少社会に入り、戦後高度成長期の右肩上がりの需要や経済を前提とした企業の年功序列、終身雇用は完全に崩れ日本型の成功モデルは通用しなくなりました。
そして、戦後創業した中小企業の社長の多くがこれから引退期を迎え、その過半数が後継者不在を理由に大量の廃業時代を迎えようとしています。
2030年には3人に1人が65歳以上で、1人の70歳以上の後期高齢者を1.8人の現役世代で支える社会がわずか10年後に到来します。
又、人生100年時代を迎えて生き甲斐のある充実した人生を求めてライフワークバランスを重視する働き方に変わり、今の働く人の意識も大きく変わっています。
そして今年、2020年に中国で発覚した新型コロナウイルスは、一気に国境を越えて短期間に広がり人々に自粛を余儀なくしあらゆる活動が停止しました。
景気は大きく後退し、回復には時間がかかるだけではなく感染防止を意識した生活に変わるだろうと言われています。
又、経済だけではなく、気候変動による自然災害、環境汚染、資源枯渇、など地球規模の課題もこれ以上先送りできない状況になっています。
真に2020年は新しい時代に向けた大きな転換点だという気がしてなりません。
今少し立ち止まって、これまでの自分や会社を振り返り、これからの10年先を見据え、新しくビジョンを設定して価値ある会社に変革していく為に、本コラムがその一助になれば幸いです。